TOP > アトリエ北イチバ 日記 > 隙間の埋め方。
アトリエは元倉庫、ということで、元来人が住む建物の作りではありませんでした。
さらに元倉庫、とは言うものの、倉庫的スペースなのであって、
仕切りもなく、床は土間、電気も引いておらず…という状態。
しかしそれを家主さんの協力の下、床を貼り・壁を立てと設えていき、
なんとか形になって、それでも最後に残った問題が、
壁との屋根との境にある隙間でした。
元倉庫(的スペース)も有形文化財の一部になっているので、
大きな構造の改変などは不可。
しかし、ビニールクロスとかで塞ぐ、というのも見た目的に宜しくない…。
かといってこのままでは冷暖房も効かせられないし、
夏には虫がわんさか入ってくる、ということになり。
家主さんとの相談で、やはりそれは本職に頼んだほうがいいだろうということで、
結局職人さんに(この場合は大工さんですね)隙間を埋めてもらうことになりました。
これが現在の、隙間の詰まった状態。
垂木にあわせて木を削り、隙間にぴったりとはめてあります。
こういう仕事って、見ていて気持ちがいい。
ふとした時にこれが目に入ると、何となく微笑んでしまいます。